日々の仕事や生活スタイルによって、特定の筋肉ばかりを使いすぎると、異常緊張を起こして固くなり「コリ」となってしまいます。
こういった筋に対してキネシオテーピング法を用いることで、伸びすぎ、あるいは縮みすぎた筋肉を正常な状態に戻し、筋肉本来の機能を取り戻すことができます。
またこのような筋肉は基本的に弱くなっているため、キネシオテーピング法によってその筋肉を補助し、強化する役割も果たします。
キネシオテーピング法の特徴は「皮膚を浮かす」ことです。
皮膚を浮かすことにより、その下の組織間のスペースを拡げ、局所に溜まっているリンパ液や血液の循環を改善することができます。
その結果、肩こりや冷え症など血行不良が主な原因とされる症状への効果はもちろん、老廃物・停滞物質を流すことによって、あらゆる健康への効果が期待できます。
キネシオテーピング法は痛みに対する鎮痛効果があります。
人は身体に痛みを感じると自然に手を当てますが、そうやって皮膚や筋肉を刺激することで、痛みを消す効果があることが神経学的に分かっています。
患部にキネシオテーピング法を用いることによって、本来人間が持つ自分で痛みを抑える機能が活性化されるのです。
また、内臓疾患などの痛みも、キネシオテーピング法によって和らげることが可能です。
ここでは主に、スポーツ障害によって起こる関節のズレを指します。
スポーツ時、筋の異常な緊張によって関節を構成している骨を引っ張ってしまい、関節がズレてしまう場合などがありますので、ある程度テープを引っ張って使用します。
特に肘や足首など、強い衝撃で痛めやすい部分に使用します。